家屋の解体について

最近、テレビなどで頻繁に「空き家問題」が取り上げられています。私の自宅付近にも、この家は空き家では?という家が数箇所見受けられます。明らかに外からは人が住んでいる気配がなく、それでいて窓から見える家の中の状態は荷物かゴミのようなものが山積みになっているような光景がうっすらと見える家があります。家屋の解体については、その家屋に長年住んできたご家族のこだわりや思い出、財産として解体に踏み切れないというご家庭や、解体費用の予算の問題、あるいは更地にすると固定資産税が高くなるため、解体に踏み切れないという様々な事情があるのだと思います。
知人から聞いたところによれば、100平米ほどの一軒家の解体費用は、安くても100万円はするらしいです。この問題は全国的に急激に増加していると聞き、都会でも田舎の地域でも抱えている問題なのだと知りました。

年々高齢化が進み、高齢者は自宅を離れて老人ホーム等で生活をするなど、生活パターンは今後ますます変わっていくと思われますが、家屋の解体は費用の負担増というだけではなく、こだわりを持って住んできた方の思い入れのある不動産として、実際の着工が難しい問題である反面、家屋解体はしっかりと向かいあっていかなければならない課題です。